今回の収蔵品展のタイトルは「北海道新幹線in伊能図」で、青森県や北海道南部の大図、中図、小図、下図が展示されています。
壁面奥に展示せざるをえない中図、小図をのぞいては、地名、測線、記号などを確認できます。
今回の展示の見所は、会報第75号で話題となっていた、伊能蝦夷図の下図4鋪が展示されていることです。
「伊能図作成過程のチャート図」という説明文によると、下図には小区域図(1日から数日の測量成果を3万6千分の1に製図した下図)、寄図(小区域図を複数枚継ぎ合わせた下図)、縮小寄図(寄図を21万6千分の1に縮小した下図)と性格が異なるものがあり、下図からすぐに伊能図が出来たわけではないことがわかります。
(佐原本川岸T生)
展示品(PDF)
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