【令和3年5月18日(火)~7月11日(日)】

伊能忠敬記念館 第103回収蔵品展

 
 千葉県香取市佐原の伊能忠敬記念館では5月18日から第103回収蔵品展が始まりました。但し新型コロナ感染状況の変化にともない、入館条件に変動があり得ますので、記念館のHPの「利用案内」で確認して下さい。
 
特に学校団体の予約がある場合は、9時から10時30分までは入館できません。
 今回の展示では文化元年上呈伊能図の控図から、第四次測量の成果である滋賀県北部から福井県敦賀市、福井市を経て石川県金沢市までを描いた大図3鋪と試作品?1鋪が展示されています。今回は第2展示室を全面的に国宝展示に使った結果、合計すると中図1鋪、大図4鋪、下図3点、麁絵図2点という贅沢な展示となっています。金沢城の細密な描写は写本では味わえないものです。また三島宿から御殿場までの麁絵図の細密な描写も圧巻です。
展示の概要は展示品リストをご覧下さい。 
                                     (佐原 本川岸 T生)
展示品リスト(PDF) 
下の『日本沿海輿地図 中部・近畿』(東京国立博物館所蔵)の25~27の赤枠が展示中の大図の範囲です。
 東京国立博物館の総合文化展(常設展)の本館1階15室(歴史の記録)では、重文の日本沿海輿地図(中図)や九州沿海図(大図)などの伊能図が順次展示されています。