【新刊紹介】 |
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平井松午著『伊能忠敬の地図作製』 |
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本書は、同時に刊行された平井松午・島津美子編『<稿本・大名家本>伊能図研究図録』と対を成すものである。『<稿本・大名家本>伊能図研究図録』が図版中心のページ構成であるのに対し、掲載された図版の解説がまとめられている。第1部では伊能忠敬の時代の測量術を振り返り、第2部の「伊能図の検証」では、伊能図の特徴である針穴や記号そのものの分析や、地図の原図となる下図や寄図等、地図製作過程の資料を詳細に分析した報告が新鮮である。いずれも大著であるが、新しい知見も多く、図版と解説書にまとめられているので、伊能図の研究には便利である。 (菱山記) |
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本書の構成は、以下のようになっている。 |