【令和7年7月15日~9月15日】
千葉県香取市佐原の伊能忠敬記念館では第124回収蔵品展が始まった。今回の展示では、国宝:地図・絵図類
43「自江戸歴尾州赴北国到奥州沿海図第二十六〈自関/至小泊〉
44「自江戸歴尾州赴北国到奥州沿海図第二十七〈自小泊/ 至蓬田」〉
45「自江戸歴尾州赴北国到奥州沿海図第二十八〈自蓬田/歴油川/至矢立峠〉」
という津軽半島の大図3鋪が勢揃いしている。
今回の展示で興味深いのは、竜飛岬周辺の海岸線に白径(ヘラなどで引かれた圧迫痕)がはっきりと引かれていることである。学芸員さんのご教示に感謝したい。
これまで白径は下図作製の基準線や、交会線などで使用されるものと説明されてきたが、不測量の竜飛岬周辺の海岸線や、同じく不測量であった十三潟の東側の湖岸を示すように白径が引かれ、陸地や海が着色されている。測線については針突法で複製できるが、測量されていないため針穴のない海岸や湖岸はどのように複製作図したのであろうか。
展示の概要は展示品リストをご覧下さい。
(佐原 本川岸 T生)
国宝:地図絵図類44「自江戸歴尾州赴北国到奥州沿海図第二十七 <自小泊/ 至蓬田>」
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