東京国立博物館で熊本城と阿蘇山の大図2鋪に展示替え

2026年12月21日(日)まで

東京国立博物館の本館1階15室「歴史の記録」では、国の重要文化財である「九州沿海図」(全部で大図21図からなる)の展示替えがありました。12月21日(日)まで大図の「九州沿海図 第19 熊本」と「九州沿海図 第20 阿蘇」が展示されています。「九州沿海図 第19 熊本」は南を上にして表装、展示されているので、海と陸地が左右逆になります。下の図は熊本城を見やすくするために東を上にして掲載しました。また「九州沿海図 第20 阿蘇」は西を上にして表装、展示されています。細部の地名を確認するためには美術館用の単眼鏡が不可欠です。

また、伊能忠敬と同時期に幕府の道中奉行所が実測して作成した重要文化財「甲州道中分間延絵図」の高尾山や小仏峠の部分が展示されておりこちらも必見です。

なお、満70歳以上の方は本館の東博コレクション展の入場料は無料です。入館の際に年齢のわかる健康保険証、運転免許証などの提示が必要です。